胃痛・背部痛に効くツボ‘胃兪(いゆ)’

Anastasia GeppによるPixabayからの画像

食べ過ぎやストレス、疲労によって胃のあたりが痛くなること、ありますよね。

今回は、※器質的な疾患を除く上腹部、胃を中心とした痛みに効果が期待できるツボ‘胃兪(いゆ)’を紹介いたします。

器質的とは、ある障害や病変の原因の原因が、身体のどこかが物質的,物理的に特定できる状態を意味します。

胃兪の場所

胃兪(いゆ)の場所は背中でも腰に近い部位にあります。

なんとなく腰の位置ってご自分で感じているよりもう少し上に位置していることが多いです。

ここでお話させていただいている「腰」とは腰椎(1番から5番が基本)を意味しています。

胃兪は、この腰椎の一番上にあたる腰椎(ようつい)1番とその上にある背骨の骨(椎骨:ついこつ)胸椎(きょうつい)12番の骨の出っ張りの間の高さに位置しています。

正確には胸椎棘突起(きょうついきょくとっき)の直下から左右外側に1.5寸のところに胃兪があります。つまり、胃兪というツボだから左側だけでなく左右にあります。

注意したいのが、簡易的な背骨の部位をみつける方法がいくつもありますが、胸椎12番に関してはその方法が往々にして当てはまっていないということです。

よくあるのが、左右の肘頭(ちゅうとう:肘の出っ張ったところ)を結んだラインが胸椎の12番とする簡便法(かんべんほう)。

または、左右の浮遊肋骨の先端を結んだラインが胸椎12番とする方もいます。

しかし、私は今まで多くの方を診させていただいてきて、この方法が該当する例がほとんどないように思います。

どちらかというと、鍼灸師はもちろん臨床経験が豊富な方はこのような方法ではなく、まずは浮遊肋骨を見つけてから肋骨をたどって胸椎をみつけるか、または腰椎4番5番をみつけて上にたどるか、はたまた左右の浮遊肋骨の先端ラインを腰椎2番の棘突起下とし、そこから上にたどるかといった方法を取ります。

ただし、骨格模型によっては骨の長さに差が激しく、人種や性別のモデルにもよりますが、特に浮遊肋骨の位置は日本人には相応しくないと思われますので、あまり私は参考にしていません。

期待できる効果

胃兪は胃兪のみで効果があることもありますが、少し上にある脾兪(ひゆ)、さらには少し外側にある胃倉(いそう)、脛にある足三里、お腹のツボなどとともに、胃の痛み、腹痛、お腹のはり、消化不良に効果が期待出来ます。

なんとなくストレスで胃がキリキリするとか、食べ過ぎで胃がもたれて背中もはっていて辛い時などは特に著効しますので普段胃薬に頼っている方は、アラウンドセラピー®を習得してほしいと思っています。

mohamed HassanによるPixabayからの画像

マッサージのポイント

仰向けでテニスボールを使う方法もありますが、まずおススメしたいのは片方の手で握りこぶしをつくったら、拳を胃兪あたりに当てて、反対の手を重ね合わせて圧をかける方法です。

余裕があれば、少しだけ当てた拳を左右にズラして筋を切るようにマッサージすると刺激が強くなります。

あと、立ったままやるよりも、椅子に座って行うといいでしょう。また、仰向けであるていどやわらかい座布団か何かを手の下において行うことで手を傷めるのを防ぐことができます。

左右差では、内臓逆位の方でなければ、やはり胃が疲れている方の場合は左側に反応が多くあらわれますので、左右を比べてみるといいでしょう。

本来はこの部位に反応が出なくなるのがベストですが、ときどきチェックしてあげるのをおススメします!

引用元:アラウンドセラピー®テキスト

シェアしてね!

ABOUT US

石垣 英俊
気づきのプレゼンター。静岡市生まれ。神楽坂住み。 鍼灸師/按摩マッサージ指圧師/カイロプラクター/国際中医専門員/アプライドキネシオロジスト 神楽坂で施術をしながら東洋医学の健康観と背骨メンテナンスをベースとした養生法アラウンドセラピー®を伝えています。趣味はラクに生きる方法を模索すること、美味しく食べることです。