腰膝酸軟(ようしつさんなん)

東洋医学では、腰と膝がだるくて力が入らない、痛みがあるといった状態を

腰膝酸軟(ようしつさんなん)といいます。

腰痛だけでも、膝の痛みだけでもなく、往々にして腰も膝もといった症状が特徴的で、

「酸軟」とは腰から下がおもだるく力が入らないことを意味します。

整形外科の大御所でいらした先生のご著書に、

腰痛はメンタルの問題が影響するけど膝の痛みにはほとんど影響しない、

といったことが書かれていました。

確かに若い人で膝が痛い場合はメンタルよりも圧倒的に外傷(怪我)が多いですよね。

とても興味深く考えさせられましたが、腰と膝が同時にというのは

東洋医学では「腎虚(じんきょ)」という状態であると考えます。

つまりこれは加齢の影響が大きいのですが、そんなにご高齢でなくても現れます。

腎とは腎臓のことだけを意味するのではなく、泌尿器系や生殖器系のはたらき全般に加え、脳のはたらきや骨や歯などの状態にも関わっていると考えます。

「腎」のエネルギー「腎精(じんせい)」についてはコチラ↓を参考にしてみてください。

東洋医学と女性の身体③

必ず腰と膝が同時に症状があらわれるわけではありせんが、徐々に「腰が」「膝が」といった症状があらわれるとともに、「耳鳴り」「難聴」「めまい」「顔色が悪い(白くてつやがない)」「冷え」「排尿トラブル」などが随伴してあらわれてきます。

膝の痛みに関しては、変形性膝関節症(膝OA)もこの頃から症状とともに進行しだす傾向がみられますので、老いを受け入れながら予防的には生活習慣を見直していくことが大切だと私は考えます。

特に、今まで元気だった方は自分の老いをなかなか受け入れられない傾向があります。

お仕事にしても飲食にしても、少しずつ生活スタイルを今とこれからの自分に合った状態を考えて変えていく必要があるでしょう。

また、この腎虚に特有の症状ですが、腎のみならず「肝」も同時に失調している傾向があるようです。「肝」と「腎」な肉体の要でありセットですからね。

引用元:アラウンドセラピー®東洋医学基礎理論テキスト

ですから気の巡りが滞らないよう工夫していくことが大切だと思います。

ご自分の趣味や好きなこと、あとやはり運動することを忘れてはいけませんね。

pasja1000によるPixabayからの画像

『ご機嫌は自分でつくるもの』

J-waveの別所哲也さんの名セリフ。

ホント、おっしゃる通りですよね。

いつも同じ静岡県出身として元気もらってます!

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ABOUT US

石垣 英俊
気づきのプレゼンター。静岡市生まれ。神楽坂住み。 鍼灸師/按摩マッサージ指圧師/カイロプラクター/国際中医専門員/アプライドキネシオロジスト 神楽坂で施術をしながら東洋医学の健康観と背骨メンテナンスをベースとした養生法アラウンドセラピー®を伝えています。趣味はラクに生きる方法を模索すること、美味しく食べることです。